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Channel: ナルズ工場長の出来事
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BNR32 スカイライン 内装交換・パーツ取付 ⑤ラジエター

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皆様チィ━━ヽ(〇・△・)人(・△・〇)ノ━━ッス




GW真っ只中、みなさんどうお過ごしでしょうか?


ただでさえ曜日感覚がないのに

GWの連休でさらに感覚がありませんw


最近の休日は私用の用事だったり

自分の車やったりとまったく遊びに行ってない

ので、どっかに行きたいなーって思うオイラです(´・ω・`)






今回もBNR32の続きです。


前回、色々修理しましたが

今回はラジエターを脱着していきます。



今回もまた不具合箇所もなおしていきます。



前回なぜラジエターを外す理由があったか?

なんですがコレ↓




ラジエターシュラウド




すでにラジエターは外れてます。


作業前も少し感じていたのですが

エンジンをレーシングすると、なーんか異音が

するんですよね。

この車両はちっとエンジンヘッド部から

少し異音が発生していたので、それかと思ってましたが

どおやら違う場所からしている。

アイドリング時にはしないんですよ。

よーく見てみると画像のようにラジエターシュラウドの

上部の丸くなってるところ。

カップリングファンが接触しています。



画像わかりづらくてすいませんが

無数の接触跡があるのがわかります。


HPI製のラジエターでBNR32の場合

ラジエターのコア厚が厚いので

コアとファンのクリアランスが非常に狭いです。

個体差にもよりますが

ほどんどのBNR32はギリギリでしょう。

なのでシュラウドはほどんどの車両が当たる

そうです。



オーナーに確認したところ、

以前に装着した店で接触するから

当たるところ削ってもらったとか。

いやいや、けっこうまだ当たってますがなw





シュラウド下部




なぜかこんなところもカットされていました。

不思議ですねw



画像にはないのですが

R32系のラジエターはロアタンク左

(ドレン付近)にパワステラインがあります。

ラジエターを社外等にするとコア厚が増え

そこのクリアランスもなくなります。

ってかパワステラインのステーが

がっつりシュラウドに接触しちゃいます。

この車両もがっつりでしたよw


ステーを曲げてクリアランス確保しちゃえば

いいんですが、そのステーがごっつく強固

なんですわ。

しかも逃がす方向にステーを曲げると

今度はエンジンとのクリアランスがなくなるので

あまり上手くありません。





ファン羽




削った跡は見られるのですが

全然当たってます。

羽についている黒いのが

シュラウドに当たった形跡です。


しかも当たるのならシュラウドのみの

加工にしましょう。

ファンを触るのはあまりよろしくありません。

他店の悪口言うのは好きじゃないんですが

これはちょっとテキトーすぎる作業でしたね。


シュラウドの取り付けもテキトー。

下側は、ほっそいタイラップで固定されてました。

そらシュラウドも動いちゃうね。

余計に当たるね。



シュラウドをさらに削って

当たらないようにしようとしましたが

当たる箇所を全てけがいていくと

シュラウド上部の丸いところが

ほとんどなくなります。


それじゃシュラウドの意味がないので

今回はシュラウドを取り外してしまう

方向にしました。


シュラウドは無いより

あった方が絶対に良いのですが

接触するのは絶対にダメです。

それならシュラウドレスにしちゃった方が

全然良いですからね。



あとね

ラジエターの脱着作業中に

これ発見しました↓




ファンベルト





Σd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!

バキバキに割れてますがな!


意外とRB系のファンベルトって

切れるって聞きますね。


当店のお客様でも2件ありました。


うち1件は切れたベルトがウォーターポンプの

プーリーに巻きついてしまい、

まさかのウォータポンプの頭がもげるといった

ケースもありました。

その時は高速をかっとんでいた時。

エライ音がしたそうです。

もちろんウォーターポンプも駆動しないし

ファンもないので一気に水温上昇。

オーバーヒート一歩手前だったそうです。

おそろしいですね。


ベルトも消耗品。

マメなチェックが必要です。





外したベルト




もう3本ともバッキバキです。

もちろん全て交換です。


余談ですが日産純正(ピットワーク)製の

ベルトは他のベルトメーカーに比べ

固め。

固いというよりゴムにプラスチック混ぜた

ような感じ。

耐久性と泣き止めの性能が高いみたいですね。

たしかにこんな状態のベルトでも

泣きは一切してなかったなぁ。


すんげー細かい事ですが

オルタベルト(ウォーターポンプベルト)だけは

ピットワークではなくて他社の柔らかい物に

した方がいいってどっかで聞いたな。

ピットワークは固いからすごく張れちゃうらしく

ポンプとオルタのベアリングに負担がかかるって

いう事みたいよ。

まぁベルトの貼りをオルタのだけ少し弱めに

すればいい事なんだけども。

当店ではオルタベルトだけ

ほんのちょっと張り弱めです。




作業途中




予定外のオルタ、ラジエター取外しだったので

こんな感じにスッカスカw


この時なんでこの画像撮ったのか

わかりませんw

おそらく深夜までやってたので思考回路が

いかれてたんだと思われますw


もしかしたら例のシュラウドにあたる

パワステラインの画像を撮ったのかも。






取り付け




こんな感じに完成。

ベルトも新品♪

漏れてたロアホースも新品♪


シュラウドを取ったらわかりやすいですね。

ファンとのクリアランスがギリですわ。


画像にはないですけど

シュラウドを取ったらコアのフィンの

つぶれが気になりますね。

これオイラが潰したんじゃないのよ。


これもおそらく前回装着した店の

しわざ。

シュラウドつけて装着は

かなりのギリギリクリアランスなので

少しムリクリつけたのでしょう。

ラジエターつけちゃうと見えない

前側なんて酷いもんでしたわ。


出来る限りフィン起こしておきましたけども。


ファンはこのまま再利用。

もし交換するならすぐに後からでもできるって

事で。


これで温度上がりが気になるなら

25ファンとか社外ファンにするしか

ねーべな。




さてこれで

メーターのセンサーは全て取り付けたし

不具合箇所も修理終わった。


やっと当初の目的の

ダッシュボートを取り付けられます。


長かった~~(´Д`;)






ダッシュ新旧比較




なーんか新品の方がグレー色。


画像撮り忘れたけども

裏のスポンジもはみ出てる?

のが新品は多い。

スポンジが溢れてる感じです。


もしかして材質のスポンジが

変わったのかな??

わからんけど。



と、いい感じに取り付け作業してたら

なんとここに来てまたもや不具合発生!!


もう勘弁してくれよー(;´Д`)



今回はこの辺で。

次回はおそらくBNR32編の最後になると

思います。

てかまだ続くのかよ!って

つっこまれそーだがw



また見つけてしまった不具合とか

なんぞや??





こうご期待m9( ・∀・) ドーン!




次回は⑥

BNR32編、最終回の予定です。





それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪








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