皆様コンニチハ...φ(´ω`。)
世間ではお盆休み。
そろそろ今日あたりから帰省ラッシュで
道が混みそうですね。
こちら鴨川では観光地なので
混んでます。
すれ違う車のほとんどは県外ナンバーです。
最近ではあえてお盆休みをずらしてとる方も
多いようなので休み明けても数日混みそうな
具合です。
今回はシルビアのマフラー加工です。
加工するベースのマフラーは柿本製。
それのサブタイコを撤去しストレートにする加工です。
お客様からの依頼では
音量を上げたいからストレートにするのではなく
サブタイコ部分が駐車場の諸事情により
擦ってしまうのでクリアランス確保のために
ストレート加工します。
マフラーの材質はオールステンです。
少し前によくあった通称「お弁当箱」タイプの
サブタイコです。
画像ではわかりにくいですが
けっこう既に擦り傷だらけです。
車高もノーマル以上あるんではないかくらいで
ここ擦るってかなり大変な駐車場が
想像されますw
さくっと切断。
最近では音量を抑えたマフラーも
多くなってきましたね。
単純に考えて音量を抑えるって事は
タイコのサイレンサー部を大きくしなければ
なりません。
イコールタイコがでかくなるってね。
サイレンサー部のマフラーメーカーによって
色々ありますが、一般的な物はウールとか
消音板による減音です。
しかし一昔前のナナメ跳ね上げマフラーが
流行しリアタイコ部が見えるので
ほとんどのメーカーでリアタイコ部を
小さめ(細め)に製作されています。
リアバンパーから見えるリアタイコが
でっかいとダサいって事ですわw
なので細いリアタイコ部で音を抑えるといっても
たかが知れています。
リアタイコで止めるのが限界があるので
サブタイコがでかくなるって事なんですね。
サブタイコってなかなか見えないしねw
その理由がこれでわかります↓
わかりますか?
このマフラーのメイン径は80パイ。
かなりサブタイコ内で絞られているのが
見えますね。
実際測った訳ではないですが
70パイ以下に見えます。
当店ではしょっちゅうこういった作業を
するので見る事があるのですが
一般ユーザー様はほとんど見た事が
ないと思います。
ノーマルタービン程度なら
逆にサブタイコの絞りで排気抵抗が多少できて
よくある社外マフラー交換したら低速トルクの
落ち込みが軽減されているのかも
知れません。
しかし風量の大きいタービン交換車など
パワーを出している車両には
全くの無駄ですね。
てかタービン交換車で、こういったマフラー
つけてる方はあんまり居ないかw
パワーも出るし音量も静かなんて
マフラーなんてそうそうあるもんではありません。
ちょっと時間に追われての作業だったので
途中画像はありませぬ。ご勘弁を。
今現在星の数程のマフラーの種類があります。
シルビアだけでもかなりのチョイスができると
思います。
それぞれのマフラーが同じメインパイプ径では
ありません。
当店では特殊なパイ径でも
巻いてワンオフパイプを製作できるので
ほぼどんなマフラーでもカバーできます。
余談ですが
本来なら現車のマフラーを計測してから
製作加工に入ります。
今回の依頼されたオーナーが遠方であり、
装着されていたマフラーがきちんと把握されて
いたので事前に調べておき
前もってストレート部を巻いておきました。
調べるのも柿本に直接電話し
確認を取りました。
丁寧に教えてくれましたよ。
柿本は
「そのマフラーは内径80パイ、肉厚は1.5mmなので
外径は83パイです。」
と言う事。
なので前もって
外径83パイのストレートを巻いて
置いて、いざ取り付け!ってなったら
なんと
実際のマフラーは外径80パイでした!!
щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!
違うじゃん!!!
頼むぜ!!柿本!!
むろん急遽作り直しましたよ。
こんな作ってるメーカーに聞いても
間違える事があるので
もし加工するのであれば実際ついているマフラーを
実測するのがベストですね。
データ集めても、鵜呑みにしないで
参考程度にするのがいいですわ。
こんな事は今回だけでは
ないので身に染みましたね。
しかも今回は限られた時間内での作業でしたので
かなり焦りましたわ。
だから途中画像がないんですよw
あとおまけではないけど
ちょっとした事を発見。
マフラー加工はもちろん車両からマフラーを
外して加工します。
なのでマフラーガスケットは新品交換します。
よっぽどオーナーが再利用でもいいよって
事であれば再利用もしますけども。
今回も例に漏れず
取り外しての作業でした。
いざ完成しマフラーを取り付けようと
したら…
あれれ???
画像の上にあるのが触媒後の所に
ついていたガスケット。
下にあるのがメインとリア部の間の所。
よーく見ないとわかりませんが
下のガスケットの径が小さいのです。
ちなみにこのマフラーは
触媒後もメインとリア部も同じ80パイ。
実測もしたので間違いありません。
しかしリア部についていたガスケットは
内径70パイしかありません。
だからガスケット部が内部に飛び出し
排気ガスが当たってススがついています。
ちょうど装着時にオーナーが居たので
確認してもらったところ、
マフラー新品購入し自分では
一度も外していない。
その間出した作業はクラッチ交換だけと
言う事。
クラッチ交換作業は当店ではありません。
そのクラッチ交換の際にマフラーを
脱着するので、その時に交換されたのでしょう。
おそらくそこの作業したお店に80パイの
ガスケットが在庫がなく70パイを使って
しまったのでしょう。
多分ね。
わかります?
奥が問題の70パイです。
こんなに違うのですわ。
こんな事
1番やっちゃいけないパターンですわ。
頼むぜ!!K○Sさん!!

もちろん80パイの新品ガスケットに交換しました。
どうしても在庫がなく応急的に70パイの
ガスケットを使うのであればキチンと
オーナーに説明するべき。
これは絶対。
それで後々80パイのガスケットが入庫したら
むろん工賃レスで交換するってのが
大前提。
オーナーに説明したら
今回オーナーはびっくりしてましたよ。
他の方には些細な事って思う方も
いるかも知れません。
今回マフラー加工してマフラー脱着しなければ
判明しなかった事だし。
大げさかもしれんが信用問題になっちゃうぜ。
細かいとこまでいうとマフラーの取り付けボルトも
なんかおかしかったし。
今回ガスケット、取り付けボルトナットを
全て新品にしました。
これで多分もう大丈夫でしょう。
遠方からのご依頼
ヾ(*´∪`*)oc<【。゚・+:.・ァリガトゥゴザィマシタ・.:+・゚。】
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪