皆様チィ━━ヽ(〇・△・)人(・△・〇)ノ━━ッス
こう毎日雨が降ったり止んだりだと
思うように仕事が捗りません。
天候に左右される事のない職種なんですが
意外と影響があるのです。
天気予報なんて毎日変わってくるし
この時期の週間予報なんて当てになりゃしないぜ。
台風来てるからしゃーないけど。
はよ天候を操作できる装置を
誰か作っておくれと思うオイラです(´・ω・`)
海外だと台風を消せる装置が
あるみたいな事を前にTVで見たぜ。
すごい時代になったもんだ。
前回の続き、C35ローレルのキャリパー交換作業の
続きです。
前回ローターが大径になるので
干渉するバックプレートを切除したところからの
続きです。
オーナー様持ち込み部品にリアローターがないので
購入です。
新品
ディクセルのローターをチョイス。
ディクセルは値段も安いし問題なく使用できるので
オススメです。
中古純正を研磨して使うならディクセルの新品にしちゃった
方がいいですね。
ローターはパッド同様消耗品です。
よくディクセルは曲りやすいとかクラックが入りやすいと
言いますが当店ではトラブルはありません。
サーキット走行やドリフト走行の車両にも
使っていますが問題ありませんね。
リアローターはスカイライン系(リア2ポッド車)は
どれも同じサイズです。
比較
C35ローレルは元々サイドはインドラです。
スカイライン系のローターはサイド機構はC35のまま
ポン付けです。
ローターの外径が大きくなる感じです。
リア仮付け
バックプレートの干渉を実際にローターをつけて
みて確認。クリアランスの狭い場所は広げてあげます。
ぶら下がってみえるのが元々のC35リアキャリパーです。
フロント仮付け
フロントも実際組んでみてクリアランスの確認。
フロントは元々クリアランスが狭いので
きわどい場所もありますが余裕を見て広げます。
ローターは状態が良かったので
軽く磨いて使用。
隙間
見てもらいたいのはバックプレートの隙間ではなく
キャリパー固定のボルトです。
元々のC35の固定ボルトをそのまま使うと
ローターの裏とボルトの突き出したところの
クリアランスがギリです。
そのまま組む方もいらっしゃるようですが
もしハブベアリングに少しでもガタが発生したら
接触するおそれがあります。
カットして組む方もいらっしゃるのですが
カット部がサビて外れなくなるケースもあります。
サビ止めでペイントしてもローターの熱がモロに
受けるところなので意味がありません。
すぐ剥がれてしまいます。
なのである方法にてボルトを逃がします。
ここまで書いておいてなんですが
企業秘密です。
場所が場所だけにミスは絶対許されない
ブレーキだけに安全確実な方法をとっています。
ローターの問題が解決しましたら
キャリパー4ポッド化で大きくなった
キャリパーとホイールが接触しないか
確認です。
わかりづらくてスマン
ホイールはビッグキャリパー対応ではないので
予想通りガッツリあたりました。
ホイールにもよりますが
大体5~10㎜スペーサーをかませば
大丈夫だと思います。
リアに関してはほとんどがそのままいけます。
この車両は実測したところ
10㎜で逃げるようです。
10㎜スペーサーをかました状態で
ホイールとのクリアランスは約1㎜でした。
10㎜だとスペーサーの問題もあり
クリアランスをもう少し欲しいとのオーナーからの
希望により15㎜スペーサーで対処する事にしました。
これで仮付けと確認が終わったので
いよいよキャリパーをペイントしていきます。
準備
キャリパーはブレーキダストや油分がたくさん
付着しています。ブレーキクリーナーぐらいじゃ
完全にとれません。
なのでこれでもかというくらいの脱脂をします。
脱脂をしたらマスキングをします。
キャリパーペイントは人それぞれやり方は
あります。
表しか塗らない方もいます。車につけたまま
塗装する方もいます。
当店では車両からキャリパーを外し
まるっとペイントします。
裏側まできれいに塗っておくとハンドル切った時に
ホイールの裏の隙間からチラリと見えるキャリパーが
目立ちます。これけっこう重要w
チラリズムオサレってやつですわ。
ペイント
オーナーの希望により赤にて塗装。
今回はベースのキャリパーが傷だらけで
状態も悪かったので下地もきっちり塗りました。
下地2回、本色3回、クリア3回塗りです。
こう思うと塗膜が厚くなって脆くなってしまうのでは?
と思いますがガン吹きなのでそんなに厚くはなりません。
重ね塗りは発色良くするためもありますが
今回は傷消しの目的が大きいですね。
使用する塗料も2液性のものですので
塗膜は強いと思います。
こんな感じ
ギタギタだったキャリパーも
つるっとキレイになりました(´∀`)
このままでもいいし
ブレン○のステッカー貼ってもいいしw
それはオーナーに任せましょう。
オイラだったら「SUMINBO」って
ステッカー作って貼るかもw
塗装が乾いたら車両に装着していきます。
こう書くとすぐですが
脱脂、塗装、乾燥で丸々2日はかかっております。
リア装着
リアは前回書いたようにショートバンジョーボルトにて
装着です。
同時にサイド調整を行いリアはこれでバッチリです。
さてフロントの取りつけですが
これもチラッと前回書きましたが
フロントはショートバンジョーボルトは使いません。
本来のブレーキボース+ブレーキパイプにて
装着します。
ホース&パイプ
部品はS14前期のものを使います。
もちろん新品です。
S15のものも同じに見えますがパイプの長さが
違うのです。(たしかS15だと長いと思った)
パイプは左右で違います。
パイプのカバーの色分けでわかります。
ホースは左右共通になります。
パイプは1本1,000円くらい。
ホースは1本,2,000円くらいで買えます。
この程度で買えるので危険なバンジョー方法にせず
このホース&パイプ方法にした方がいいと思います。
ブレーキですからね。作業にミスがあると
死ねるところですからね。
フロント装着
こんな感じになります。
すごくイカツクなりました(`・∀・)ь
なんだろね、キャリパーが赤くなるだけで
効きそうに見えるねw
パイプでの装着はこんな感じになります。
車高調がシルビア用なのでホースブラケットの
位置が違うので少し曲げて装着します。
ホースブラケットの固定は
ちゃんとクリップで行う事が可能です。
パイプとブラケット共に曲げ加工してあります。
ブラケットをきちんと曲げ加工しないと
ハンドル切った際にホースが張っちゃう場合が
あります。
画像は右フロントで右いっぱいに切った状態です。
これでこのくらいのホースの余裕があれば
問題ないと思います。
これでエア抜きして完成。
よく4ポッドしたらブレーキペダルがフワフワになったと
いったケースがあります。
それはエア抜き不足です。
きちんとエア抜きを行えばちゃんとカッチリした感触に
なります。
キャリパー全オーバーホールしたりホース全交換したり
するとエアが抜けにくくなります。
エア抜きにもちょいとしたコツがあるんですよ。
やり方は文章にすると説明しづらいので
割愛しますが、ちゃんと2人でやる事です。
踏む係りと抜く係りでね。
当店は踏む係りは嫁がやりました。
嫁レベルでもできる踏み方なので
特に難しいやり方をしている訳では
ありませぬ。
今回みたいにキャリパーオーバーホールと
ローターとパッドを同時交換すると
エア抜きをきっちりやってもまだフワフワすると
いった事になるでしょう。
それは単純にパッドとキャリパーとローターの
アタリが出ていないからです。
試運転して数キロ走ればアタリがついて
カッチリします。
数十キロ走ってアタリが出ても
まだフワフワするといったらエア抜き不足でしょうね。
車によってはエアが抜けにくいのもあります。
また個体差があり同じ車種でも抜ける抜けにくいと
いった事もあります。
試運転をしアタリを出して
カッチリブレーキになったら作業終了です。
フロントに15㎜かましたので
ホイール出ちゃうカナー?と心配でしたが
超絶ツラになりました。
思いがけない恩恵ですw
ホイールから見えるキャリパーは
インパクトのある感じになりました。
やっぱしオサレは足元から?
赤は目立つねぇ。
今回は遠方からのご依頼
ありがとうございました。
またの機会をお待ちしております。
ちなみにC35ローレルの場合、
純正キャリパーから4ポッド&2ポッドキャリパーにしても
車検は問題ありません。そのまま通ります。
バックプレートカットも問題ありません。
サイドも元々インドラなので全く問題ありません。
(平成28年8月現在)
もちろんカットした後の処理の仕方、
ホースとパイプの取り回し方によっては
通らない場合もありますのでご了承を。
今回の作業のようにキャリパーペイントの
依頼も受け付けております。
費用はオーバーホールするか何色にするかに
より変化しますので一度ご相談を。
今現在はメタリック系の色は受け付けておりません。
(キレイに発色しずらく剥がれやすいため)
ソリッド色のみの受け付けとなります。
今回のようにキャリパー移植して
オーバーホール、ペイントといった内容も
問題ありません。
さてさて台風来る前に
ある程度仕事を片付けておかなければ。
台風のせいで入庫日の変更があったり
予定が狂いまくりですわ(;´Д`)
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪