皆様(・ω・`*)ノ【。+゜コンニチワ。+】
すっかり年末ですね。
今、大掃除が終わり一息入れてるところ
です。
当店は今日が今年最後の営業で
大掃除だけで終わって早上がりするつもりが
飛び込みの仕事やら
とある修理の入庫やらで
早く帰れそうもありませぬ。
なんとか大掃除だけ終わらせた感じ。
昨日は家の大掃除したから
ずーーっと掃除ばっかりやってるオイラです(´・ω・`)
お陰で手がガサガサですわ。
今回はホーネットのチェーンと
スプロケを交換していきます。
もう
たるみきったオッサンの腹ばりの
ダルンダルンになっとります。
調整する目安の
ここまできたら交換しましょ!ってところ
を過ぎてしまっているのに
かなりのダルダルです。
さすがにここまでになると
音は大きいですね。
チェーンの状態もよろしくありませんが
スプロケもくたびれていますね。
おそらく1度も交換したことがないと思われます。
なのでチェーンもスプロケも純正だと
思います。
オーナーは雨とすごく寒い日以外は
基本乗る方。
オーナー自らグリス差したりメンテはしていた
みたいなのですが限界らしく
交換しましょって事です。
スプロケもリアだけじゃなくフロントスプロケも
交換します。チェーン駆動系フル交換です。
早速交換していきましょう。
まずチェーンを取り外します。
サンダーなどで切ってしまってもいいんですが
一応チェーンカッターなんて工具があるので
それにてカットします。
カット
チェーン交換だけなら
ここから新品チェーンを組んでいくのですが
スプロケも交換するので
タイヤホイールを外さなければなりません。
まずリアキャリパーを外します。
キャリパーブラケット(土台)はホイールと
いっしょに挟み込まれているので
ホイールといっしょに外します。
外れました。
ホイール外すのは
ホイール自体を外すのは簡単です。
それよりホイールを外す準備のジャッキアップの
方が大変だった…
ホイール単体になったら
ハブだけにします。
ハブはハブダンパーというゴムでささっている
だけです。
ポコってとれます。
画像の6個の突起がハブダンパーにつくところです。
きちゃないですねw
ここでハブダンパーやベアリングなどもチェック
しましたが状態は良さそうなので再利用していきます。
では
ハブからスプロケを切り離します。
こんな感じにバラバラになります。
スプロケの取り付けボルトナットには
ネジロック剤が塗ってありますので
固いです。
ナメない様に外していきます。
リアが外れたので
お次はフロント。
フロントチェーンケース
フロントは左側のシフトの上あたりのケースの
なかにあります。
ちょうど画像の真ん中に写っていますスピードメーターの
センサーがついているケースです。
ここのケースの固定されているネジは
非常に脆いです。折らないように注意ですぜ。
ケース取外し
こんな感じです。
ケース裏にはスピードメーターのセンサーが
はまるところが見えます。
ここはプラスチック製なので、まれに割れているのが
あります。よーくチェックしておきましょう。
このホーネットは割れてはいませんでした。
まぁここのケース内は
お約束ですが、とても汚いぜ(;´Д`)
でもこれはまだマシな方だね。
酷いのになるとグリスとゴミでもっさりしてる
からね。
これは1度くらい掃除してそう。
フロントスプロケ外し
スプロケはスプラインになっている溝に
装着してある感じです。
めっさサビとるねw
まぁこんなもんです。問題ありません。
その奥のオイルシールはよく漏るところです。
ケース取外しの際についでによーくチェックしておきましょう。
今回は漏れはなかったのでそのままです。
外したスプロケ
減ってはいるのですが
なーんか曲がってね?
画像ではよくわからないと思いますが
回転方向に力がかかる方向に引っ張られている
感じです。
これすんごい固い素材で出来ていると
思うのですが曲がるのですね。
びっくり(;゜ロ゜)エェ??
フロント、リアのスプロケが外れましたので
新品を装着していきます。
新スプロケ
歯数は純正と同じ数にしました(オーナー希望)
リアは純正も考えましたが
社外を使ってみたいと言う事なので社外にしました。
※メーカー忘れた(´;ω;`)ウッ・・
目立つのは嫌みたいなのでシックなシルバー(鉄色?)を
チョイスしました。
フロントは安定のサンスターです。
比較
純正はギアの周りにゴム?プラスチック?みたいなのが
ありました。
チェーンの音を抑えるためにあるのかね?
社外の方はそんなのありません。金属オンリーで
「ギア!」って感じです。
組み付け
ホーネットの場合はスプロケ固定は
ワッシャー&ボルトになります。
ボルトが締め切ってもスプロケは僅かに
ガタがあります。
ガタがあってよいので問題ありません。
ケースもちゃんと掃除しましたよっと。
組んでる時間より掃除の時間の方が長いのは
車も一緒だねw
こんなに汚かったケースが…
↓
ピカピカになりました(´∀`)
見えないところだけどキレイにしておくと
気分がいいやね!
リアスプロケを組んでる時はめっさ忙しい時だったので
画像はありませぬ。スマヌ。
フロント・リアのスプロケが装着できたら
ホイールを車体に装着し
チェーンを組んでいきます。
チェーン
EKチェーンのシールチェーンです。
これも目立たないのにしてくれと言う事でしたので
オーソドックスなチェーンにしました。
ほぼ毎日乗るので耐久性の高いシールチェーンを
チョイスしました。
てかシールチェーンは今日純正で付いてくるし。
珍しくはないですね。
EKチェーンは安価で助かりますね。
安いからってちゃちい訳ではありません。
シールはXシールを採用してるらしいっす。
よくわかりませんがOリングより良い物らしいっす。
ジョイント
チェーン交換の一番の山場、
ジョイント取り付けです。
画像の通り「カシメ」タイプです。
カシメジョントは専用工具がないと
つけられません。
作業自体は単純なんですが
ある程度の熟練がないと難しいかも知れません。
カシメ過ぎてもダメだしカシメが弱くてもダメ。
駆動部分の核となるチェーンなので
確実に装着しましょう。
DIYでやって
不安ならプロに任せたほうがいい場所ですね。
色々計測してから
装着します。
最低限ノギスがないと話になりません。
前後の幅も測っておきます。
まぁこんな感じになればいいんです。
表を見てもらえばわかりますが
すんごいシビアな数値です。
カシメも固く0.01mmカシメるのも
けっこうな力が要りますね。
ある程度カシメがつぶれてくると
軽くなっていきます。
調子にのってグイグイやってると画像のNG例に
なります。
そうなると失敗です。
新しいジョイントに交換しなければなりません。
たかがジョイント、されどジョイントですが
重要部品ですので慎重に。
(´ε`*)
上手くカシメられたら完了です。
※カシメ作業中は両手が離せないので途中画像は
ありませぬ。
完成(`・∀・)ь
スプロケ、チェーンが新品だと
めっさバイクが新しくなったみたいになるね。
調整をして完成です。
余談ですがスイングアームにある調整の
印や溝がありますよね。
あれはあくまでも目安です。
それで合わせてはダメです。
きちんと左右を同じにするならノギス等の
計測具を使用して左右同じにしましょう。
これで完成なんですが
スプロケを外すのにホイールを外した時の事。
リアパッドが無い!
リアはあまり減らないので少しでも残っていれば
いいかも知れませんが
毎日乗る方なので交換します。
リアパッド
リアは効きすぎだと怖いので
スタンダードの純正同等品を入れました。
車と違ってバイクのパッドは小さくて
かわいいぜw
これでしばらくはオッケーですね。
完成です
これで全て終了しました。
軽く工場内を試乗しましたが
明らかに作業前と違います。
音がかなり静かになりました。
楽しいホーネットライフを堪能して下さい(´∀`)
バイクの整備って
ほぼしゃがんでやったり中腰でやったりするので
腰がイテーイテー(´;ω;`)
腰痛持ちなオイラは
作業前と途中の柔軟体操は必須。
いやただの老化なのかもねw
バイクいぢり
楽しーーお(*´艸`*)
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪