皆様チィ━━ヽ(〇・△・)人(・△・〇)ノ━━ッス
世間ではお盆休み真っ只中。
当店ではお盆休みは全く関係無いので
全開で営業しております。
最近知人から聞いたのですが
そもそもお盆休みって
ご先祖様を供養するだけではなく
なんと地獄の釜が開く時期なんですって!
だから
仕事しないで家で待機するって
意味もあるそうな。(諸説あり)
なんか
おっそろしい事なんですね。
でもうちらの周りのお盆は
旧暦にやるので先月7月に
終わってるから大丈夫だべ!
なんて屁理屈を言ってみるオイラです(´・ω・`)
お盆休みを謳歌している方は
オイラの分まで休みを満喫してくださいまし。
あまり天気が不安定な日ばっかりで
残念ですね。
梅雨が戻ってきたみたいだぜ。
今回は86の
LLC(クーラント)作業です。
ちまたでは86のLLCは
スーパークーラントが入っているから
無交換で大丈夫とか
10年10万キロでやればいいと言われてますが
実際そんなにもちません!
たしかに通常のLLCに比べ
スーパークーラントの方が持ち(耐久性)は
良くなりますが交換しないのは
不味いですよ。
今までのブログでも何回も言ってますが
スーパークーラントで交換サイクル長くよりも
通常のクーラントで交換サイクルを短めの
方が断然良いです。
スーパークーラント高価でもあるし(;´Д`)
今回交換する86は新車から5年、
走行距離約38,000kmの車両です。
LLCは一度も交換した事はありません。
そのくらいなら
まだ交換しなくてもいいんじゃね?と
思う方もいらっしゃるでしょう。
どのくらいの状態になっているか
確認して下さい。
これでまだいけると思うのか
交換した方がいいと思うのかは
貴方次第です。
最初に86BRZに載っているエンジン、
色々メンテするのに大変なエンジンであります。
要は他のエンジンに比べメンテ時に面倒な事ばかり
あるのです。
プラグ交換なんて…もうね…
ですがクーラント交換については
めちゃ簡単なんです!
これは他の車に比べて群を抜いて
やりやすい!
早速やっていきましょう。
エンジンはもちろん冷却時に交換しましょう。
ご存知かと思いますが
暖気後だと危険が山盛りですぜ。
まずクーラントを抜くのにドレンを開けます。
ドレンはエンジンアンダーカバーの一部を
外せば見えます。
カバーの前方、右側(運転席側)に
小さい四角いカバーがあります。
ただはまっているだけのカバーです。
画像の黄色のがドレンです。
先にキャップを外すとドレン外したら
ブシューって景気良くLLCが出ますので
キャップは締めたままドレンを外し
そのあとにキャップを外しましょう。
ドレン違いやないかい。
でもね、このお方、モブキャラと思いきや
とても有能な方なんですよ。あのシャアの部下で
シャアも信頼しているほどの有能です。
まぁⅢの冒頭の挟み撃ち作戦で失敗して
戦死しちゃいますけど。
オッサン感がとても良いですね。好キャラですわw
(灬ºωº灬)話戻します(灬ºωº灬)
ドレンを緩めクーラントを抜き
それからキャップを外して
しばらく抜けるのを待ちましょう。
その間にサブタンクを外して
キレイに掃除しときましょう。
カメラがへっぽこすぎるので
キレイに撮れてませんがタンクのなかの
ゴミです。
ゴミはよくサブタンクの底に
溜まっています。
なのでサブタンクを外し単体で
ブラシなどで掃除します。
ガンタンク
これはガンタンk(ry
しつこいねwwww
お、今日はガンダムネタ縛りかい?
ザクタンクもいっとく?と
思った貴方とは旨い酒が飲めそうですww
わかるかな?
茶色い粒粒したゴミがあるのがわかります。
僅か約38,000kmでもこのくらい汚れるんですよ。
個人的意見ですが
これじゃー10万キロ持たないですよね。
余談でありますが
LLC(クーラント)は全然車を動かさなくても
走行距離が短くても年数により劣化していきます。
簡単に言うと防腐機能と不凍機能が
どんどん劣化していきます。
なので定期的な交換が
必要なんですよ。
まぁこの車両は
初めてのLLC交換なので
製造時のゴミとかもあると思いますので
初回は汚れはけっこうあると思います。
当店ではLLC交換時は
汚れを落とすために数回洗います。
ドレンから抜いてもエンジン内部には
少しLLCが残ります。
車にもよりますが大体1~2ℓは残ると
思います。
この残りのLLCも出してしまう意味でも
洗浄作業は有効になりますね。
当店での洗浄はドレンを締め
真水を入れエンジンをかけてサーモが
開く(電ファンが回る)まで暖気して
循環させ洗浄します。
よほど汚れが酷いものは専用の洗浄剤を
使う事もありますが滅多にありません。
洗浄剤を使用すると
今度その洗浄剤を洗い流さなくては
ならないので数倍の洗浄が必要となります。
なので通常の定期的なLLC交換の場合は
真水の循環洗浄をします。
これでも汚れが出なくなるまで行いますので
状態によっては洗浄だけで2回、3回と
行う場合もあります。
1回1回が時間のかかる作業ですので
暖気中は他の事をしている事が多いです。
洗浄した真水を抜く時は
ヒーターのところからも抜いた方が
汚れが出やすいです。
サービスホール
86BRZの場合、
エンジンバルクヘッドの中央付近にヒーターホースがあります。
画像で言うと「Y」のホースの途中に
サービスホール(エア抜きプラグ)があります。
これを外して抜きましょう。
外すとこんな感じ
Oリングを無くさないようにね。
ここのホースは室内のヒーターコアに繋がってる
ホース。
ほとんどの車にヒーターホースは
あります。
LLC交換の際にここのホースやヒーターコアに
エアーが噛んでなかなか抜けないのです。
冒頭の86BRZのLLC交換は簡単!ってのは
ここにエア抜きプラグがあり
尚且つ簡単に取り外せるからなのです。
これはとても親切設計です(´∀`)
洗浄中
真水で循環させ洗浄中です。
画像の真水での洗浄は2回目のものです。
2回目だけど水面にゴミがたくさん浮いてるのが
確認できます。
これだけ汚れてるんですよ。
まして86BRZの搭載エンジンは熱が出る
エンジン。
水温設定も高めです。
マメな交換をオススメします。
数回洗浄して水がキレイになったら
LLCを入れましょう。
使うLLCにも地域にもよりますが
適正な希釈や使用方法に従い
LLCを注入しましょう。
エア抜き
先ほどのエア抜きホールからLLCが出てきて
エアーが出なくなったらプラグを締めましょう。
画像みたいになれば大丈夫です。
これだけでかなりのエアーが抜けます。
逆にこれをやらないと全然エアーが抜けません。
エア抜き
後はラジエター口からのエア抜きを行い
サブタンクを装着して完了。
その後エンジンを完全に冷やした状態で
量を調整して終了です。
先ほどのエア抜きプラグからエアーを抜いたけど
このラジエター口からも残エアーが出ますので
必ず行いましょう。
作業中に
こぼれたLLCはそのままだと
漏れと誤認したり臭いを発生させるので
水道水などで洗い流します。
当店では使用目的やエンジンチューン度合いにより
入れるLLCをチョイスします。
タービン交換あたりや通常使用なら
ワコーズのLLCを入れてます。
当店のワコーズLLCは最初っから
添加剤を混ぜ込んであるので
お得ですよ。
これだけ簡単な作業なのでDIYでも
出来そうですね。
ただ注意して欲しいのがエア抜き不足。
エア抜きが不十分だとオーバーヒートを
引き起こし最悪エンジン壊します。
あと廃クーラント処理ですね。
廃クーラントは廃オイルと同じ
産業廃棄物になるんで
その辺に捨てちゃダメだぜ!
それも含めプロに任した方が
良いと思います。
オイル交換と違い少し時間を
いただく作業になりますので
時間の余裕がある時とか
預かり時がいいですね。
車検と一緒にやるのが
いいのではないでしょうか。
当店では車種などにより
値段が違いますので気軽に
ご相談下さいね(`・∀・)ь
さて今日は少し工場内の
お片づけしますか。
部品屋さん休みで交換作業仕事が
ストップなので基本暇ですが
こんなお盆休みにしか出来ない事って
なんだなんだで色々あるんですよ。
【 P.S. 】
とある事情によりスマホを変えたら
なぜか
一部のLINEのデータが消えてしまいました(´;ω;`)
LINEでやりとりしていたお客様や関係者様には
ご迷惑おかけしております。
+.((人д`o)(o´д人))゜+.ゴメンネ
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪