皆様コンニチハ(^^)/
今月はめっさ多忙&花粉症で
なかなかハードな毎日を送っております。
少しずつ暖かくなってくれて
きたので夜遅くまでの作業も
なんとかやっております。
でもまだ2月なのに
ちょいと暖かすぎやしませんか?
また一気に寒くなったりするんじゃない?
そんで季節外れの雪とか降っちゃうんじゃない?
とりままだスタッドレスが脱げない
チキンのオイラです(´・ω・`)
今回はHCR32スカイラインの
ブレーキ修理作業です。
とある別件で入庫したHCR32。
エンジンルームの他の作業していたら
ブレーキマスターが目に入り
気になった。
てか
入庫の際に動かしたら
ブレーキの効きがかなり甘い。
いくら効きがそんなに良くないスミンボでも
もっと効くでしょーー(;´・ω・)
ペダルタッチもなんかおかしい。
効いてないのに固いタッチです。
やたらフリュードが真っ黒('Д')
色も黒いが液量も少ないね。
車検は少し前にやっていたので
なんでだろ?って思ってました。
車検は当店ではないし
記録簿も確認したけど主な交換部品の記録も
なかったので
ちょっと見てみようと思います。
フリュードの液量的には半分くらいですか。
パッドが少なくなってきたら
このくらいにはなるけど、この車両はそんなに
走行しない車両。
ちょいと覗いてみると
ブースターとマスターの間から
フリュードがおもらし状態。
マスターもダメっぽいですね。
でも漏れた量と液量が比例しないので
他にも原因あるっぽいね~。
場所がブレーキなので
ちゃんと点検しないとね。
フロントブレーキ
この画像からでもわかる
ブレーキローターがレコード盤。
けっこうな段もついてますね。
パッドはどうでしょうかね?
フロントパッド
もう交換時期です。
しかもけっこうな方減り。
減ってる方は逆の半分もない感じ。
これはキャリパー
動いてないね~~( ;∀;)
てかこれでサーキットしかもグリップ行ってたから
驚き!
そらータイム出ないでしょ。
それ以前に危険がヤマモリですぜ。
ちなみにパッドは純正でした。
パッドを外す前に手でローター回して
重かったり回らなかったりしてるのは
固着の可能性大ですよ。
今回のこの車両は手で回すと
辛うじて回る感じでした。
かなり重かったです。
オーナーとの相談の結果、
ブレーキキャリパーオーバーホール、
マスター交換、ブレーキホース交換の
フルコースになりました。
画像はありませんがリアのフロント同様
パッドの減りもおかしいしローターも終わってます。
パッドはプロミューのBスペック。
ローターはディクセルです。
サーキット走行なされる方ですが
走ってるコースがショートコースなので
このあたりのパッドから始めてみます。
Bスペックはメタル配合なので
ある程度の温度まで対応していて
リーズナブルなので入門パッドみたいなもんですね。
もちろんストリートの使用も問題ありません。
その他のパーツ
ブレーキマスターはインナーキット使って
オーバーホールでもよかったんですが
マスターのボディの状態もよろしくないし
まだまだ乗るって事でASSYでいきます。
この時に日産部品に新品マスターが
残り僅かってのも理由のひとつだけど。
キャリパーは前後オーバーホール。
インナーキットはピットワーク製です。
ブレーキホースはステンメッシュタイプ。
APP製のホースです。
ここまでくるとブレーキフルコースですね(*'▽')
キャリパー
まずキャリパーのオーバーホールから
始めていきます。
サクッと取り外しました。
もちろん純正のスミンボです。
スカイライン系なのでキャリパーはアルミ製です。
オーバーホール中
とりまバラして各部チェック。
やっぱりフロントのキャリパーは固着気味でした。
右は固着が酷くてピストンがなかなか抜けなかったぜ。
画像のピストンが1つ逆に置いてあるでしょ?
そこがピストンがダメでした。
キャリパーピストン
ピストン単体で部品が出ます。
これも年々値上がりしてますがな。
オーバーホールが完了しました。
お次はマスターを交換していきます。
外したマスター
この状態からはなんの情報も得られません。
よくあるマスターって感じですが…
ハッ!( ゚Д゚)
こりゃー漏れ漏れですね。
しかもサビてるし。
昨日今日漏れたって感じではなく
すんごい前から漏っていたと思われます。
ちなみにブースター側はこんなんね。
酷い有様だぜ。
この後、キレイに清掃し新品マスターを
装着。
装着画像なくしてもうた…スマソ
フロント完成
キャリパーなどを組み込み完成。
ホースも交換済みです。
ホースは純正をそのまま交換するだけです。
ただ
APPのステンメッシュの場合はフロントは
他のメーカーと同じですが(純正と同じ)
リアがちと普通のと違う。
リアキャリパー
HCR32のリアキャリパーのホース取り付け部は
こんなんなってる。
ホースからブラケットを介しパイプになり
キャリパーに入ります。
APPの場合、ここの部分を変更します。
こんな感じでキャリパー直にホースが
つきます。
なので装着前に事前にキャリパーにホースを
装着しちゃった方がいいですね。
直でつく分、ちゃんとホースが長くなってるので
心配ありません。
リアキャリパー完成
こんな感じなレイアウトになります。
これでブレーキフリュードのエア抜きを行い
バッチリ完成です(*'▽')
フルでブレーキを交換したので
エアもなかなか抜けません。
よくあるエア抜きしたけどペダルがスポンジ~(´;ω;`)
なのはエア抜き不足です。
しっかり抜けばカッチリします。
この場合の抜き方はコツがあるんですが
どうも文章だと伝えづらい…
その後、試乗して最終チェック。
ガッチリ効きます。
てか前が前だっただけに
ものすごく効くように感じますw
パッドとローターの
アタリが出たらもっと効くようになりました。
画像はアタリがきちんと出ているローターの
感じです。
オーナーに乗らして感想聞いたら
ブレーキがめちゃめちゃ効く!って
おっしゃってました。
パッドが社外でローター新品なので
効きは上がってますが
これがデフォの効きです。
効かねー効かねーって言ってて毎日乗ってると
慣れ?ちゃうのか麻痺?しちゃうのか
わかんなくなってきます。
そらーこの後のサーキット走行で
タイムも上がるよねw
ブレーキは車の部品で一番大事な
部品です。
明らかに効きがおかしかったりすれば
流石に気づきますが
やっぱり定期的な点検と早目の消耗品交換が
良い訳です(*'▽')
見えない部分もあるし
バラしてみないとわからない部分も大きい
場所なので
きちっと管理しましょうね('◇')ゞ
余談ではありますが
この状態で車検を通ってるって事は
ただ通すだけの車検だったのでしょう。
記録簿を見る限り民間の工場で車検を
通してました。
※記録簿上ではちゃんとバラして点検になってた。
修理前にオイラがちょっと動かしただけで
効かないし違和感を感じました。
このまま車検を通し
何もオーナーに伝えないままってのが
危険でしたね。
これ下手したら事故ってるからね!
効くと思って踏んだブレーキが効かないって
ものすごい恐怖でしかないからね!
止まれる要素が他にあればいいけど
いざって時に思いつかないもんだぜ。
さすが夏美w
古い車やノーメンテの車はまずブレーキちゃんと
見ようね!
それでは
またねー('ω')ノ