皆様コンニチハ('ω')ノ
夏本番になってきましたね。
熱中症対策はキチンとされていますか?
昔の方は電気代がかかるといって
暑くてもなるべくエアコン使いません。
オイラの親もそんな感じです。
少し前ならいいですが最近の夏の暑さは
マジやばいんでエアコンも涼む為というか
生命を守る為の家電と化してきましたね。
暑さ我慢して熱中症とかシャレにならんぜ。
車も少し前なら暑くても窓開けて走れば
なんとか平気!だったのが
今じゃ無理!!ですからね。
でも走る車は未だエアコンレスでしょw
って思っちゃうオイラです(´・ω・`)
エアコン無ければ夕方とか
涼しくなったら乗ればいいんです(マケオシミ
今回はZN6の
シフトリンクリジッド化の
作業です。
シフトレバーガイドアームブッシュ
正確にはこういった名称らしいです。
要はシフトリンクにあるブッシュが純正だと
ゴムでグニャグニャなので金属製のものと交換し
リジッド化してシフトフィーリングをシャッキリさせようと
いうスグレモノらしいです。
スポーツカーにとってはシフトフィーリングって大事よね。
内容は金属製のブッシュが4つ。
これで1万円超えらしいです…(;´・ω・)
んで
その部品はどこにあるのかと言うと
ここら辺にあります。
すごくざっくりすぎてわからないと思いますw
室内からは出来ない作業ですね。
下からの作業となります。
こっちの画像の方がまだわかりやすいかな?
左右に1ヶ所ずつピンがあり
そのピンが刺さっているベースがブッシュと
なります。
なのでそのピンを抜きブッシュを入れ替えるといった
作業です。
そのピンってのが
ピンの頭がクリップ状になっており
ワンタッチ?で取り外せる様な造りです。
頭にコの字状のクリップがあり
それを引っかけてロックみたいな造りです。
後でピン単体画像を載せますので
それを見ればわかると思います。
ここがピン(左)となります。
ピンにステーみたいなクリップがあります。
それを少し起こして捻って抜くといった感じです。
こんな感じにね。
グリスっぽいのが塗られていますので
けっこうスルッと抜けました。
画像にはありませんが
このピンを抜いてから
ブッシュを取り外します。
ブッシュは普通にはまっているだけなので
ポロっと取れました。
比較
黒いゴムが純正のブッシュです。
これを金属製の物に交換していきます。
ミッション側のリンクをブッシュで挟み込む感じですね。
これもサクサクと組んで終わり~って思ったら…
えええ(;゚Д゚)
なんとピンがこれ以上入っていきません!
金属ブッシュ、ピン共に組込み時に
シリコングリスを塗り組んであります。
途中まですんなり入っていったんですが
ここからいくら入れてもダメですね。
しかもここの場所的にスペースが無く
うまく力を入れられないので
すごく四苦八苦しました(;´・ω・)
じゃあ一回外して点検してみるかと
外そうとしたら
全然はずれねーーー!!( ゚Д゚)
なんかカジってしまったのか
パンパンに圧入されているみたいに
ビクともしません。
スペースが無いので外そうとしても
上手くいきません。
最悪ピンが壊れても交換すればいいやと
いうつもりで工具で咥えてハンマーでしばいたりも
しましたが全然ダメでした…(´;ω;`)
ちょっとでも作業効率を上げるだめにマフラー中間外して
色々試行錯誤しましたがやっぱりダメ。
結果ミッション降ろしてなおす事に。
そもそもシフトリンクがピンで止まっている
理由はミッション降ろす際にピンだけ抜けば室内を
バラす事もなくミッションを降ろせるので
その為だと思います。(多分ね)
今回みたいにリンクが外せないので
そのままリンクごとミッション降ろす際には
室内をバラしてシフトレバーを抜かないと
ミッションが降りません。
シフトレバーを抜いてもフロアからここまで
ミッション(リンク)が出ます。
まぁここまで取れれば余裕で降ろせます。
ただZN6・ZC6はシフトレバー外すまで
センターコンソールからスイッチ類も外さないと
いけないので手間がかかります。
それを考えるとピン抜いた方が楽なのかもね。
当店ではケースバイケースですが
ZN6・ZC6のミッション降ろしはシフトレバー抜く
方法で降ろしてます。
今回の内容はクラッチ交換ミッション降ろしの作業が
メインではないので割愛させていただきます。
ミッション降りました。
さーて
これでめっちゃやりやすくなったぜ(*^^)v
問題のブッシュ部
なんとか壊さず抜けました٩( ''ω'' )و
けっこう慎重にやったんでかなり時間かかりましたけど
何とか無事に取り外す事に成功しました。
ブッシュの長い方が外側で
薄い方が内側から入るブッシュになります。
外してる最中に感じましたが
この外側と内側のブッシュで
内側のブッシュにピンが噛んでる感じでした。
抜けなかったのは左側。
右側は普通に装着できたし、スムーズに取り外す事も
できた。
よーくチェックしてみましょう。
ピン
リンクのピンは取り外すのに工具を当てて
ガシガシになってしまったのでピンは新品交換です。
万が一で左右とも交換します。
前記した通り
このコの字のところでロックする造りです。
外側のブッシュはスムーズに入ります。
内側のブッシュは少し渋いかな?と思うけど
入ります。
少し固いけど思いっきり力入れてって感じではない。
てか新品のピンで試していますが
もちろんブッシュを組み込む前に車体についていた
ピンで1度試しております。
その時も入ったので車体に組み込んでる訳ですから。
まぁここがガタガタだとシフトフィーリングも
悪くなるだろうし
リジッドの意味もなくなるだろうしね。
けっこう精度ある造りにしないといけないんだろうね。
ここから各部品の寸法を確認していきます。
ピン直径約9.8mm
(変な風に測っていますが画像撮るためにこの様になってます)
ブッシュ外側内径約9.8mm
ブッシュ内側内径約9.7mm
ピン径が9.8mm
外側ブッシュが9.8mm
内側ブッシュが9.7mm
なんか想像通りの数値が出ました。
内側がピン径より0.1mm小さいので入らないじゃん!と
突っ込みたくなる数値ですが
実際は渋いながら入ってるので
限りなく9.8に近い9.7なんでしょう。
0.1単位のノギスで測ったんでこんなもんです。
内側のブッシュは動くものではなく
ピンさえ保持できればいい所なんで
ここは渋くてもいいと思います。
実際動く外側のブッシュはピンと同じ数値なんで
全然数値的には問題ない数値かと思います。
じゃあなんで
奥までピンが入らず
しかも抜けなくなったのか?
今回のキモはここかと思います。
このせいでミッションまで降ろすはめに。
しかもせっかくミッション降ろすんでクラッチも
交換しましょうって事になってしまいました。
原因判明させないと
8時間位しか夜も寝れません!!
場所が場所だけに
きちんと原因判明させんとね。
色々見た結果
ヒントはブッシュ内径にはなく
ミッション本体にありました。
内側のブッシュをリンクに装着したところです。
ほんの僅かながらブッシュが
浮いているのが
わかります!!
この内側のブッシュの造りは
ミッションリンクにはまるところがピッタリはまる様に
造られております。
そこの精度が甘いようです(; ・`д・´)
実際のところリンク側に問題があるかどうかと
言ったらリンクもアルミの鋳物なので
多少の誤差もあるでしょう。
純正のブッシュもゴム製なので
外した際にゴムの残りカスがあってきちんと
はまって無かったってのもあるでしょう。
でもね、
最初に金属ブッシュ組む時にリンク部も清掃し
シリコングリスも塗ってます。
試しに固かったブッシュ(左)と大丈夫だったブッシュ(右)を
入替てみたりしましたが
やっぱりブッシュ(左)1個のみピッタリと装着できません。
問題のブッシュ
ここの突起している所がリンクにはまる所です。
ここの精度がよろしくないのでしょう。
リンクにピッタリはまらず浮いてしまうので
ブッシュ自体が簡単に言うとナナメに装着されて
いる訳です。
更に先ほど測定したピン径からブッシュ内径が
けっこうピッタリサイズだったでしょ?
なんで内側のブッシュがナナメになっていて
ピンが真っすぐ入らなかったんですね。
しかもブッシュ自体もそんなに固くない材質
(何かの合金?真鍮??)
なんでナナメに入って喰ってしまったという訳ですね。
ほぼほぼ正解な
原因判明かと思います('◇')ゞ
なのでナナメになってるリンクにはまる部分を
ヤスリでやすって削りピッタリはまるように
加工。
リンクにきちんと奥までピッタリはまるように
なりました。
バッチリです(*^^)v
ピンは何回も脱着テストしましたが
問題ありません。
これで大丈夫かと思います。
さて後はクラッチ変えてミッション載せていきます。
【おまけ】
ミッション降ろした際に確認しましたが
スラストベアリング(ベアリングカラー)がのるところ。
相変わらずZN6系のミッションのここは段差ができて
しまっています。
ここのカラーの構造もスバルよくなくて
クラッチ踏んた時に異音がする原因のほとんどが
ここです。
ZN6・ZC6の泣き所ですね。
詳しくは知りませんが今現在純正スラストベアリング
(ベアリングとカラーが一体タイプ)を購入すると
対策品になってるらしいです。
でもその対策品でも異音が出ちゃうみたいですけど…
今回は段差も少なかったんで
研磨し滑らかにしてスラスト新品交換しました。
異音もなく問題ありません。
完成('◇')ゞ
今回はシフトリンクのブッシュを交換するだけの
はずがエライ事になってしまいました。
原因はブッシュがきちんとはまらなかったのが
原因でブッシュの精度も問題です。
装着も車上状態ではやりにくいとはいえ
あそこまでブッシュが入ってるのにナナメってのが
ブッシュの精度不足かと思います。
無理やりナナメにつけようって方が難しいからね。
パーツメーカー様にはもっと精度の良い物になる様に
してもらいたいもんです。
メーカー名はふせますが(即バレしそうですがw)
当店もオーナー持込部品だったので
これ以上突っ込めません。
たまたまはハズレを引いた感もありますが
これDIYで交換してこうなったら
どエライ事でっせ。
純正部品ではこういった事はまずないですが
社外品はこういった事も多々あります。
昔なんかもっと酷かったですよw
社外品もいくら新品とはいえ
社外なんでこういった事もあると言う事も
考えて購入しましょうね。
んで実際のところ、ここをリジッド化して
どう変わるか?
ってところなんですが
オイラも試乗してみましたがオイラ自身は
正直言って違いが感じられませんでした。
純正と交互に乗り比べれば気づくかも知れませんが
そのレベルでした。
よーーく吟味してもちょっとシフトがしっかりと
したっぽい??かな??
としかオイラ自身は感じませんでした。
試乗といっても街乗りレベルなので
サーキットとかに持ち込んで走ってみたら
もっと違いが出るのかも知れません。
それでは
またねー('ω')ノ