皆様(・ω・`*)ノ【。+゜コンニチワ。+】
ちょっくら間が空いてしまい
久しぶりのブログでございます。
忙しかった訳ではなく
偶然オイラのブログタイムの午前中に
用事が入りまくりだったので…
申し訳ない(;´Д`)
すっかり季節も秋めいて
肌寒くなってきました。
とうとう9月で歳をとり
ちゃくちゃくとジジイ化が進んでいる
オイラです(´・ω・`)
今回はK11マーチの修理を行いました。
修理依頼内容はアイドリング不調。
症状はたまにエンジン回転数が低くなったり
高くなったりするらしいです。
まぁマーチオーナーの方なら
この症聞いただけでピンときますよね。
オイラもオーナーから詳しい症状を
電話で聞いた時から故障原因は大体
想像しておりました。
作業前に数回電話で相談を受けたのですが
このオーナー様は遠方の方なので
ちょっくら見ますよと言う距離ではない。
でもマーチってほぼこの症状でる時は
ほぼあそこなんですよ。
おそらくAACバルブかと思われます。
今の症状は初期症状。
もっと悪くなってくるとエンジンストールや
エンジンが温まっても回転数が落ちない
症状に変化してきます。
経験上エンジンストールするパターンが
多いです。
これはMT、AT問わずですね。
よくあるのがAT車で車庫入れなど
エンジンの回転数が低い時に
DからRレンジに入れたとたんエンスト。
これが一番多いかな。
結果、現車確認しても
想像通りにAACバルブでした。
ここまで多いともうK11の弱点ですわ。
マーチオーナーならご存知かと
思いますが
K11の場合、AACバルブというより
スロットルボディにエアフロとAACバルブが
くっついてる一体式になります。
要はエアフロがダメになったら
スロットルボディASSY交換です。
AACバルブがダメになったら
スロットルボディASSY交換です。
失礼ながらマーチは低価格車。
そういう車にはコストダウンのため
このように一体になってる部品って多いのです。
これはもうどうしようもない事です。
画像を見るとわかりますが
カーボン汚れやオイル汚れで
べったりです。
バラフライ部の上に楕円(異型)な
ポートがAACのポートになります。
この汚れがAACバルブ内に入り込み
不具合を発生させるのです。
ここの構造は他の日産車のAACバルブとは
ちょいと違います。
詳しくは以前に同じような内容のブログを
書いてますので参考にして下さい。
以前はこのAACバルブ部をバラして洗浄し
復帰させております。
バタフライ部にもしっかり汚れが
ついちゃってます。
画像ではわかりづらいですが
奥までびっしりと汚れが蓄積されています。
これではちゃんとバルブは
作動しないでしょう。
汚れの主な原因はブローバイガス。
距離の走った車両などは
エンジンがくたびれてきます。
するとブローバイガスも多く排出されます。
それでなのかは不明ですが
アイドリング不調を訴えるK11の
ほとんどが10万キロ前後です。
ブローバイガスの量は
日々のオイルメンテにも影響してきます。
メンテをさぼってる車両ほど
短い走行距離でもブローバイガスは多く
なります。
今回はバルブ洗浄も考えたのですが
まだまだ乗り続けるという事で
スロットルボディ交換となりました。
スロットルボディASSYとなると高価です。
リビルトという選択肢もありますが
当店の経験上、リビルト交換しても
その後また症状が出る確率が多いです。
リビルトメーカーにも寄りますが
AACバルブ部は新品にはなってません。
まだ長く乗る予定なら
間違いなく新品がベストです。
この作業時(平成26年8月)で
スロットルボディASSY金額は52,200円(税別)。
ガスケットが440円(税別)です。
かなり高いですが一緒にエアフロも新品に
なる事ですのでリフレッシュを兼ねてと
考えれば妥当な金額じゃないでしょうか。
やっぱり新品は気持ちがいいです。
もちろん不具合の症状は皆無です。
エンジンもしっかりと吹け
アイドリングも安定しております。
この画像を見て普通の方は気づきませんが
熱愛なるマーチオーナーの方は
あれ?って思う事でしょう。
そうなんです。
通常K11マーチのスロットルボディは
インマニの真ん中から上に向かって
装着されています。
画像のは思いっきり横向きですおねw
このK11は
インマニとサージタンクを他社流用して
おります。
なので横向きにスロットルがつく訳です。
なのでスロー調整(アイドリング調整)する
ツマミがめっちゃやりにくいのです。
通常なら横にある調整ツマミも
これだとエンジンとバルクの間になるので
覗き込んでも見えませんw
これはオーナーもまいってました。
なかなか電話では伝えにくいので
載せておきます。
↓
矢印が調整スクリューとなります。
6㎜のヘキサゴンレンチかショートのマイナスで
調整します。
場所的にヘキサゴンのボックスのソケットのみで
調整するのがいいでしょう。
角度的には矢印のように
斜め下からソケットを挿入します。
ソケットのみで回ると思います。
ブローバイガスが多くなってきた
マーチはまた同じ症状がでる可能性大です。
回避策としてはオイルキャッチタンクを装着する。
エアクリーナーをもう少し目の細かい物にする。
オイル交換サイクルを短くする。
など位しかありません。
余談ではありますがK11の場合、
適当なキャッチタンクとかでは負圧の変化により
アイドリングや低速に不具合が出る場合が
あります。注意しましょう。
K11もすでに旧車。
もう古いのでメンテはマメにですね。
とても良い車なので
末永く付き合ってもらいたいですね。
今回は遠方からのご依頼
(´・ω・`)ゞアリガトゴザイマス.。.・゚
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪