皆様ヾ(・ω・`*)【。゚+.нёllо。゚+.】(*´・ω・)ノ゙
天気は良いのですが風が強ええですね。
表のノボリの旗がバタバタとぶっちきれそうな
音で、はためいてます。
昨日より少しマシかな位な気温ですが
風があるせいか寒いです。
手が悴んで上手く動かないので
細かい作業がタイヘンです。
春が待ち遠しいオイラです(´・ω・`)
今回もカタナの続きです。
ブレーキを修理します。
前回タンク修理が終わりましたが
色々ダメな部分が発見されました。
整備済みで購入しているのにも
関わらず酷い状態ですね。
その中でも特にダメだったのが…
キャリパーです。
前回スチーム洗浄したのも
この漏れをキレイにするため。
漏れている時の画像を撮り忘れたので
画像は洗浄後のものになります。
状態は
キャリパーのピストンからフリュードが漏れて
ホイールに垂れている状態でした。
ブレーキは最重要部品です。
特にバイクのフロントブレーキなんて
効かなくなったらアウトですわ。
死に直結しますね。
一体どこら辺が整備済みなんでしょうね?
謎です。
画像を良く見てもらうとわかりますが
ブレーキホースのホース部分の茶色く
なっているのがわかると思います。
ホースはステンメッシュのタイプが
ついているのですが、メッシュホースの
内部のホースが割れているのか
亀裂がはいっているのか
ホースからもフリュードの滲みが確認できました。
これでは危険が山盛りですね(´Д`υ)
キャリパーはオーバーホールし
ホースは交換してブレーキの修理を行います。
シール類
内部のシール類です。
キャリパーは4ポッドを2個ですので
ピストンのシール×8個、ダストシール×8個、
キャリパーOリング×8個となります。
ゴム製品はオーバーホール時に必ず交換しましょう。
キャリパーは4ポッドのうち
ピストンの大きさが2個と2個で違います。
なのでピストンシールとダストシールは
大きさが違います。ご注意を。
自動車などのキャリパーはそのままで
ピストンを取り出せますが
ほとんどのバイクのキャリパーの場合、
キャリパー本体を割らないと取り出せません。
Oリングはキャリパーを割った時に
必要となります。
自動車はキャリパーオーバーホール時に必要な
交換するシール類がセットになったシールキットが
あります。
バイクはシールキットとかいうものはありません。
※もしかしたら社外とかであるかもしれん。
なのでシール類は単品で1個1個とります。
もしDIYでやられる方がいらっしゃいましたら
品番は画像を参考にして下さい。
キャリパーで使っているシール類やゴム系は
これが全てです。
キャリパー分解
漏れていた箇所です。
漏れが酷かったのか漏れ始めて時間が経っているのか、
フリュードが垂れていたところが白カビみたいになってます。
ダストシールも中の溝に白カビがでているのか
持ち上げられて変形しています。
不具合を発生させたキャリパーは
いっぱい見てますが
これはけっこう酷い部類ですね。
全バラ
フロントキャリパーの全バラシ状態です。
パッドにもフリュードが染みってしまっていて
使いものになりません。
表面削って再利用とか言うレベルではありません。
かなり前から漏っていたんでしょうね。
パッドも交換します。
意外とピストンはキレイで状態も良かったので
再利用します。
毎度の事ですが
オーバーホールの大半は掃除です。
シール溝にあるゴミやサビなどを
ひたすら撤去していきます。
ピストンはよかったのですが
キャリパーボディは酷いもんです。
掃除だけで
約半日を費やしました(´Д`;)ハァハァ
掃除が終わったら組み上げていくだけです。
キャリパーを割っているので組み付けは簡単です。
パッド
パッドはそこそこのパッド。
街乗りオンリー目的なので
あんまり高価なものではありません。
組み付け完了
キャリパーの組み立てが完了しました。
バイクの場合、パッドも一緒に組んでしまった方が
楽ですね。まぁ後からでもいいけど。
エア抜き
ブレーキホースも交換しエア抜きです。
キャリパー全バラしたのでなかなか抜けません。
車と違って細かくブレーキレーバーを動かしたり
ゆっくり大きく動かしたりすると抜けます。
文章だと上手く伝えられませんが
バイクのエア抜きってコツがあるのです。
車の要領でやってるとなかなか抜けませんよ。
しっかりエア抜きをし各部チェックしたら
その後ブレーキの効きをチェック。
もう全然違います!
とても効きます!!
てか本来の効きが戻ったといった感じ。
握りこんでからの効きが全く違います。
ヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!!
キャリパーもダメでホースからも
滲みがあったまま乗っていたらぞっとしますね。
オーナー様はロングツーリングに行く予定だった
そうです。
たまたま予定が変わって先に整備に出そうと
当店を訪れました。
順番が逆だったらエライ事になってたかも知れません。
誰でもバイク購入時に
整備済みと言われたら信用しちゃいます。
ましてメカに詳しくない方なら
こんなもんなのかな?ってそのままにしちゃうケースも
多いです。
まして命にかかわるブレーキがこんな状態で
よく整備済みと言って売ったもんだ。
同じ同業者として恥ずかしいですわ。
今だそんな業者がいるのが残念です(´;ω;`)
バイクって車以上に各部品にストレスが
かかります。
部品自体も車と比べ小さかったりするので
耐久性も低いものもあります。
バイクの整備は信頼のおけるところで
行いましょう。
ツーリング先でトラブルとか
嫌だしね。
ブレーキはバッチリ効くようになりましたので
ツーリングを楽しんできて下さい(´∀`)
全く話しが変わりますが
今回、
ブレーキを修理してて
気づきました。
このカタナ400のホイールは
スズキ伝統の星型スポーク。
よーく見ると
「エンケイ」製だったりする。
知らなかったぜーーー!
エンケイっていったら社外のホイールメーカーで
有名ですが車の純正ホイール作っているメーカーでも
あるからね。
まさかバイクのも作ってるとは知らなんだ。
さすがエンケイ。
余談ではあるが過去にシルビアに白いエンケイ
ホイールを履いていた時期もあった。
その頃は珍しかった軽量ホイールで
初めて持った時に軽くて感動したのを覚えている。
今じゃもっと軽いのがあるけどね。
ホイールもどんどん進化していくのだねぇ。
カタナの方はもう少し続きます。
次回はチェーン関係をやっていきます。
お楽しみに♪
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪