皆様*・ω・)ノ*・ω・)ノ*・ω・)ノコンチコンチコンチッ♪
梅雨真っ盛りで
雨が降ったり止んだり。
ちょうど新車の納車があって
できれば濡らしたくないから
晴れてる隙を狙ってるんだけど
出発しようとすると雨降ってくるし。
オーナー様は雨でも構わないと
言ってるからいいんだけど
すんげー時間かけてコートかけたから
すぐ雨で濡れるの気分的になんか嫌。
晴れオトコだと思っていたけど
そうでもないオイラです(´・ω・`)
今回はパルサーのミッションケースの
クラック修理です。
日産 JN15 パルサー
今はすっかり街で見かけなくなったパルサー。
こないだ若いお客様と話してて
パルサーの話題でたんだけど
パルサーってどんな車?って
知らないしw
世間的にはそんなもんなのかね~。
レースでもけっこう活躍してた
車なのにね。
エンジンSRなのに
けっこう知らない人多いおね。
そんな希少なパルサーを大事に乗られてる
オーナー様からの依頼です。
ミッションケース
見えてるドレンはミッションオイルを
入れる方のドレン。
その周りにパテらしきもので
補修してあります。
※パテが削れているところは
オイラがクラックみるのに削ったあとです。
某有名量販店にミッションオイル交換を
頼んだら、やられたらしい。
パテ補修したのは別の修理屋さんだけど
その修理屋さんの見解も当店と同じで
「恐らくドレンの締め過ぎ」
です。
それでケースにクラックが入り
オイル漏れを起こしておりました。
よくあるドレンの締め過ぎによる
ケースクラックは抜く方なんですが
これは稀なパターンで入れる方が
クラック入っております。
よーくドレンを観察してみると
入れる方のドレンと
抜く方のドレンの径が違う。
入れる方がドレンが小さいのです。
それで同じトルクで締めたのでしょう。
よくドレンのレンチが入る穴を見ると
ナメまくってますね。
ちゃんとした工具を使用していないも
明確ですね。
たかがオイル交換、
されどオイル交換。
オイル交換とは言え
信頼できるお店で行いましょう。
早速
状態を把握するのに
パテを剥がしてクラック箇所を
確認しましょう。
パテ剥がし
パテを取り除いたところです。
目視ではわかるんだけど
画像にするとわかりませんね。
クラック箇所をわかる様に
↓
クラック
ピンクのところがクラックです。
ケースのリブに沿ってクラックが
入ってます。
予想以上にクラックが伸びているのを
見るとけっこうなトルクで
ドレンを締めていた事になります。
本来ならケース交換になります。
しかしケース交換やミッションそっくり交換に
なると高額になる事が予想されます。
なので溶接修理するって事ですわ。
溶接
例によってアダプターをワンオフで
製作しクラック溶接を共に溶接取り付け。
これでクラック埋まったかな?
さすがにこれは目視だけでは
細かいクラックまでわからないので
専用の溶剤を使用しクラックチェック。
チェック
この溶剤はクラックがあるところが
ぼわって赤くなります。
ちょうど緑の印のところが
目視では確認できなかった細かいクラックが
ありました。
予想以上にクラックが伸びていた様です。
もちろん再溶接してクラックを埋め
再チェックして
確実にクラックを無くします。
メタルパテ
溶接補修しても
小さなピンホールがあったり
専用の溶剤でチェックしても
わからないくらいの僅かなものが
あると滲みの原因になりますので
見た目は悪いのですが
アルミのメタルパテにて仕上げ。
新ドレンボルト
当社のミッションドレン修理の場合
ドレンボルトをエンジンオイルのドレンの
様なタイプに変更します。
今までの日産ミッションのテーパードレンの
締め過ぎによるクラックは
このドレンタイプにすれば
ほぼほぼ無いでしょう。
ミッションオイルを入れ
試乗。
その後一晩放置。
漏れがなければ完成です(´∀`)
試乗して思ったけど
パルサーってけっこう速いおね。
NAエンジンだからかも知れんが
レスポンスが気持ちよかったりする(`・∀・)ь
今回は遠方からのご依頼
ありがとうございました。
貴重なパルサー、
大事にお乗り下さいませ。
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪